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【伊豆・宿泊記】7つの貸切風呂×客室露天風呂が贅沢な温泉宿|片瀬館ひいな

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こんにちは、かずです。

今回は静岡・東伊豆の海沿いに佇む「片瀬館ひいな」に宿泊してきました。

このお宿は、全室オーシャンビューの温泉宿で、今回宿泊したのは、一番人気という“海を一望できる露天風呂付客室”です。

信楽焼の陶器で造られた露天風呂が付いた10畳の和室からは、朝焼けから夕暮れまで刻々と表情を変える片瀬の海が一望できます。

お部屋で、食事処で、そして温泉で。

ゆったりとした時間に身をまかせながら、五感で“海の温もり”を味わえる滞在でした。

この記事では、チェックインからチェックアウトまでの1日を追体験するようにご紹介していきます。

これから「片瀬館ひいな」に泊まろうと思っている方、海沿いの宿でのんびりしたい方の参考になれば嬉しいです。

また、YouTubeでも宿の雰囲気をまとめた動画を公開していますので、よければ合わせてご覧ください▼

ホテル基本情報

  • ホテル名:片瀬館ひいな
  • 住所:静岡県賀茂郡東伊豆町片瀬 6-1
  • チェックイン:15:00〜、チェックアウト:10:00
  • アクセス:伊豆熱川駅から送迎あり
  • 公式HP:https://www.katasekan.com/
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到着からチェックイン|海沿いの静かな旅館

旅館の目の前には専用の駐車場があり、車を降りてすぐにチェックインできます。

そしてそのすぐ向こうには、広く穏やかな海が広がっていて、到着早々テンションが上がります。

玄関をくぐると、まず感じたのは畳の香りと木の温もり。

靴を脱いで上がると、すぐ右手にラウンジがあり、そちらでチェックインの手続きを行います。

ウェルカムドリンクとして出てきたのは、ゆずとはちみつのドリンク。甘さと酸味のバランスがちょうどよく、移動の疲れをほっと癒してくれました。

館内の案内は、タブレットでの動画説明(約4分)。

正直なところ、旅のワクワク感が高まっているこのタイミングで動画を見るのは少し面倒に感じてしまいましたが、安全や食事の説明なども含まれているので、初めての方には安心かもしれません。

「片瀬館ひいな」は創業87年という老舗旅館。
館内は丁寧に手入れされていながらも、ところどころに歴史を感じるレトロな趣が残っています。

エレベーターで上階へと上がり、今回のお部屋へ。
宿泊したのは、このお宿で一番人気という「海一望・露天風呂付客室」です。

お部屋紹介|一番人気!海一望の露天風呂付き客室

お部屋に入ってまず目に入るのは、玄関すぐ右手にある洗面台。洗面台は2つ用意されており、朝の支度もスムーズに行えるのが嬉しいポイントです。

そのまま奥へと進むと、10畳の和室が広がります。こちらは、客室専用の露天風呂が備わった「海一望 露天風呂付客室」。明るく開放的で、まさに“海がよく見える部屋”というテーマ通りの造りになっています。

部屋の奥にはクローゼット(物置きスペース)があり、浴衣やタオル、アメニティ類が一通りそろっていました。女性の方は、チェックイン後にロビーで好きな色柄の浴衣を選ぶこともできます。

そしてこのお部屋の目玉が、ベランダに備わった専用の露天風呂。

シャワー付きの洗い場もあり、湯船は信楽焼の陶器製で、ひとりでゆったり入れるサイズ感です。体を預けるように浸かると、目の前には一面に広がる片瀬の海。

ただ今回宿泊したのは3階のお部屋だったこともあり、露天風呂からの眺望にはやや電線が気になりました。もう少し上の階であれば目線に被ることは少ないかもしれませんが、完全な“遮るものなしの海ビュー”というわけではない点は注意が必要です。

また、このお部屋は喫煙可となっており、窓を開けていると他の部屋からのタバコのにおいが入ってくる場面もありました。僕自身はタバコを吸わないので、においが少し気になって窓を閉めることに。とはいえ露天風呂ではどうしても風の流れで入ってきてしまうこともあり、この点も少し残念ではありました。

とはいえ、部屋にいながら海と温泉を存分に楽しめるは特別。

波音を聴きながら、温泉に浸かる時間は、この宿の大きな魅力のひとつだと感じました。

7つの貸切露天風呂で海を見ながら湯巡り体験

「片瀬館ひいな」最大の魅力のひとつが、 無料で利用できる貸切露天風呂が7つ(露天6+内風呂1) あり、どなたでも予約不要で温泉を楽しめます。

お風呂への道中も雰囲気が良いので、明るい時間帯に一度は訪れることをオススメします。

貸切露天風呂:6つの野天湯(予約・追加料金不要)

  • 名称は「遠笠」「万二郎」「万三郎」「天の川」「ぼんぼり」「つきみ」の6種類。
  • 全て海が見える立地で、昼は青い海と空、夜は星と灯り景色が楽しめます。
  • 利用時間は15:00〜22:00/翌朝6:30〜9:30。鍵が空いていれば、内鍵をかけて自由に入浴可能です。
遠笠
万二郎
万三郎
天の川
ぼんぼり
つきみ

貸切内風呂(家族風呂):1つの内湯(予約不要・無料)

  • 5〜7名ほどが入れる広々設計の内風呂。夜から朝まで、一晩中利用できます。(16:00〜翌9:30
  • カップルやお子連れファミリーでも使いやすく、夜中にひっそり温泉を楽しみたい方にもおすすめです。

ここがポイント

  • 利用は 完全無料&予約不要 で、鍵が空いていればいつでも入れるのが本当に便利。
  • 露天6つ・内風呂1つ、趣や景観が異なるので、気分に合わせた湯めぐりができます。
  • 混雑時は少し待つかもしれないので、早めの時間や朝を狙うと快適です。
  • 全部を体験するのが理想的ですが、一部でも十分“満足感”を味わえます。

貸切湯の静寂と様々な種類のお風呂を満喫したい方には、間違いなく泊まる価値のあるポイントです!

夕食|個室料亭「波濤亭」で味わう伊豆創作料理 WAON(和音)

露天風呂付客室の宿泊者だけが案内される特別な夕食会場「波濤亭(はとうてい)」。個室仕様の料亭という贅沢な空間で、まわりを気にせず、ゆっくりと食事を楽しめるのが魅力です。

提供される料理は、伊豆の新鮮な食材をふんだんに取り入れた創作和食コース『伊豆創作料理 WAON(和音)』。前菜から見た目にも美しく、目でも楽しませてくれます。

この日の夕食は、どれがメインと言っても遜色ないほど豪華なラインナップ。伊豆の旅では定番とされる食材が、どれも丁寧に調理されていて、一品ごとに印象に残ります。

伊勢海老のお刺身はぷりっとした食感と、口に広がる上品な甘みが特徴です。

そして、伊勢海老の頭は翌朝のお味噌汁の出汁として再登場するということでした。夕食時から翌朝の食事が楽しみになりますね。

鮑の踊り焼きは目の前で焼き上がるアワビは香りも食感も抜群。ステーキのようなしっかりした弾力があり、噛むほどに旨味がにじみ出ます。

金目鯛の煮付けは甘めの味付けで、中骨まできれいに食べられるほど柔らかく、煮付け好きにはたまらない逸品。

海鮮だけでなく、しっかりお肉も楽しめるのは嬉しいポイントでした。

どの料理も素材の良さを活かしたシンプルかつ上品な味わいで、どれが主役でもおかしくないほどのクオリティです。シンプルに「これはレベルが高い」と感じてもらえる内容だと思います。

夕食後の休憩と、夜の貸切露天風呂へ

夕食を終えてお部屋に戻ると、すでにお布団が敷かれていました。これはダウンタイムサービスという、旅館ならではの嬉しいおもてなし。どこか懐かしいような、ほっと落ち着く気持ちになります。

でも、まだ寝るには早い時間。せっかくこのお宿には7つの貸切露天風呂があるのですから、もうひと風呂浴びに行かないともったいないですよね。

夜の館内は程よくライトアップされていて、どこか幻想的な雰囲気。昼間とはまた違った静けさの中で、のんびりと温泉に浸かる時間は格別です。

ただ、これはどの宿にも共通することですが、夜の海は真っ暗で何も見えません。海沿いのお宿の“景色”を楽しみたい方は、明るい時間帯に入るのがおすすめです。

それでも、昼とは違う静寂と雰囲気を味わえるのが夜の貸切露天の魅力。湯船に揺れる光や、虫の声を聞きながら浸かる温泉は、旅の疲れをしっかりと癒してくれます。

朝風呂と、心地よい目覚め

翌朝は、目覚めとともにまず露天風呂へ。

朝の澄んだ空気と海の香りを感じながら、ぬるめのお湯にゆっくり浸かる時間は本当に贅沢。

夜とは違い、遠くまで広がる水平線を眺めながらの朝風呂は格別です。

■ 朝食も個室でゆったりと

朝食会場も昨夜と同じく、「波濤亭」の個室で提供されます。

夕食と同様、落ち着いた空間で他のお客さんを気にせずに過ごせるのが嬉しいポイント。

この日の朝食では、昨晩の伊勢海老の頭を使ったお味噌汁が登場!しっかりと旨みが出ていて、贅沢な一日の始まりを感じさせてくれます。

焼き魚や煮物、小鉢など、ひとつひとつが丁寧に作られていて、量もしっかりありながら胃に優しい和朝食。

チェックアウトと、旅の終わりに感じたこと

朝食を終えたあとは、1階ラウンジにてコーヒーのセルフサービスが用意されています。
出発前にホッとひと息つけるこの時間も、温泉旅館ならではの優しさですね。

その後は部屋に戻り、ゆっくりと荷物をまとめてチェックアウトの準備。
玄関ではスタッフの方が丁寧にお見送りしてくださり、最後までおもてなしの心を感じることができました。

片瀬館ひいなは、

  • 全室オーシャンビュー&7つの貸切風呂
  • 伊豆の豪華食材を使った創作料理
  • 露天風呂付き客室で過ごす、プライベート感あるひととき

といった魅力が詰まった、海辺の旅館です。

全体的に“昔ながらの温泉旅館らしさ”が残る宿ですので、モダンな設備や新しさを求める方よりも、風情や素朴さを楽しめる方におすすめかもしれません。

▼今回泊まった宿は一休で予約しました。以下からも探せます

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それではまた、次の記事でお会いしましょう!


今回の宿泊の様子は、YouTubeでもVlogとしてまとめています。露天風呂の雰囲気など、静止画では伝わりきらない部分を映像でお楽しみください。

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かずトリップ
かずトリップ
サラリーマンとして働く日々の合間に、カメラ片手に旅へ。
このブログでは、実際に訪れた宿や風景、愛用している旅アイテム、そして旅をもっと楽しむためのお金の工夫まで、リアルな体験をもとにお届けしています。
「旅に出たくなる」——そんな気持ちを呼び起こすような情報を、届けられたら嬉しいです。
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