【保存版】Osmo Pocket 3のVlog撮影おすすめ設定|初心者からこだわり派までこれでOK

こんにちは、かずです。
Osmo Pocket 3を買ったものの、「設定が多すぎて何を選べばいいかわからない…」という方、多いのではないでしょうか。
実はVlog撮影なら、全部を理解する必要はありません。
この記事では、「とりあえず撮れればOK」なシンプル設定と、「少しこだわって撮りたい」人向けのProモード設定を2パターンで紹介します。
旅行Vlogや日常記録で失敗しにくい設定をベースにしているので、初めての方でもすぐに実践できます。
さらに、美肌補正や映像調整(シャープネス・ノイズ低減)といった名前は知っていても効果が分かりにくい機能についても解説します。
Osmo Pocket 3のVlog撮影で最低限設定しておきたい項目
フレームレート(24fps or 30fps)

動画は「パラパラ漫画」のような仕組みでできています。
“1秒間に何枚の画像(フレーム)を表示するか”を表すのがフレームレート(fps)です。フレームレートには以下のような特徴があります。
- 24fps:映画のような雰囲気が出る。旅や日常の記録をドラマチックに見せたい人向け
- 30fps:滑らかでYouTubeなどのWeb動画に馴染みやすい。動きの多いシーンやアクティブなVlogにおすすめ
60fpsや120fpsなどの高フレームレートもありますが、Vlogでは基本的に不要です。迷ったら24 or 30fpsでOKです。
解像度(4K)

映像は、小さな点(ピクセル)がたくさん集まってできています。この点が少ないと、映像を大きくしたときにモザイクのようにぼやけます。
例えば、スマホで昔の写真をズームしたら急にぼやけた経験はありませんか?
また、集合写真を撮ったとき「全体はきれいに見えるのに、拡大すると顔の輪郭がにじんでいる」なんてことも。
これは、もとの解像度が足りないために起こります。
4Kは横に約3,840個・縦に約2,160個のピクセルが並んだ高解像度映像で、フルHDの約4倍の情報量があります。
そのため、ズームしても人の顔や細かい模様までくっきり映ったまま残せます。
特にVlogでは、編集でトリミングやズームをしても画質が落ちにくいのが大きなメリットです。
ただし、そのぶん記録する情報量も多くなるため、動画ファイルの容量は大きくなります。
同じ1分の映像でも、4Kは1080pの約2〜4倍の容量になることがあります。
容量に余裕があるときは4K、節約したいときは1080p(フルHD)に設定するとバランスが良いです。
- ストレージ容量に余裕があれば常に4Kがおすすめ
- 編集時にトリミングやズームが可能
- 容量節約したい場合のみ1080pに変更
【初心者向け】まずはこれだけでOKなシンプル設定
「とりあえず失敗せずに撮れればOK」という方は、以下の設定だけ覚えれば十分です。
- フレームレート:24fps or 30fps
- 解像度:4K
- その他はすべてAuto
これなら買ってすぐ撮影できますし、Vlogの雰囲気作りも簡単です。
ではフレームレート・解像度の設定をしましょう!
- 画面下部から上にスワイプします。
- 上段が解像度”4K”を選択。
- 下段がフレームレート(fps)”24 or 30”を選択。


【こだわり派向け】PROモードのおすすめ設定
PROモードにすることで、より細かいカメラの設定が可能になります。
まずはPROモードにする方法です。
- 画面右部から左にスワイプします。
- 右上にある『PRO』をタップ。
- 『PRO』が黄色になればPROモードとなります。



露出とISO
- 露出:Auto(明るさの調整をカメラに任せられる)
- ISO範囲:50〜1600に設定すると、暗所ノイズを抑えながらも必要な明るさが確保できる(50〜3200の方が暗所に強いが、3200だとノイズが目立ってきます)
ホワイトバランス(WB)
- Auto推奨(色味が大きく崩れない)
- 固定したい場合は屋外なら5500K前後、屋内なら3200K前後が目安
美肌補正
- オン:人物撮影向け。肌をなめらかに補正し、顔色を明るく見せる
- オフ:景色や食べ物向け。背景や色味が変わらず自然な描写になる
- 注意:オンにすると青空や緑が少し淡くなることがある
カラー
- D-Log:編集で色味を調整したい人向け(ダイナミックレンジが広がる)
- Normal:撮って出し派向け。色味の調整をせずすぐ使える
フォーカスブリージング補正
- オン推奨。ピント移動時の画角変化が抑えられ、自然な映像になる
フォーカスモード
- 連続AF(Continuous AF)が使いやすい。動きのある被写体や自撮りでもスムーズに追従
映像調整(シャープネス・ノイズ低減)
- シャープネス
- 輪郭を強調する度合い
- 高すぎるとカリカリした不自然な映像に、低すぎるとぼやけた映像になる
- Vlogではデフォルト(0)が自然でバランスが良い
- ノイズ低減(Noise Reduction)
- 映像のざらつきを減らす
- 高すぎると細部がつぶれ“のっぺり”した映像に、低すぎると暗所でざらつく
- 暗い環境でなければデフォルト(0)で十分
設定を保存する方法
お気に入りの設定ができたら、保存していつでも呼び出せるようにしておきましょう。
カスタム設定は最大5つまで保存可能なので、撮影シーンに合わせていくつか作っておくと便利です。
- 画面上部から下にスワイプします。
- 左上にある「人のアイコン」をタップします。
- 「C1に保存」と表示されるのでタップすれば完了です。
※すでにC1に設定を保存している場合は「C2」など、次の番号が表示されます。



保存した設定を呼び出す方法
事前に登録しておいたカスタム設定は、撮影前に簡単に呼び出せます。
- 画面左下部のアイコンをタップ
- 画面左端に表示されている、保存済み設定「C1」のアイコンをタップ。



まとめ
- 最低限派はフレームレートと解像度だけ押さえればOK
- Proモード派はISO範囲と美肌補正のオン/オフを使い分けると失敗しにくい
- 映像調整はデフォルトで十分。調整は編集に慣れてからでOK
Osmo Pocket 3は、細かい設定を覚えなくても十分きれいな映像が撮れます。
しかし、少し設定を工夫するだけで映像のクオリティはぐっと上がります。
この記事の設定をベースに、自分のスタイルに合わせてアレンジしてみてください。
それではまた、次の記事でお会いしましょう!