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【宿泊記】箱根湯宿 然-ZEN-|全室半露天風呂付きの大人の隠れ宿

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こんにちは、かずです。

今回は、神奈川県・箱根にあるスモールラグジュアリーホテル「箱根湯宿 然-ZEN-」での宿泊記をお届けします。

全10室の広々とした客室には、すべて源泉かけ流しの半露天風呂付き。檜の浴槽で大涌谷温泉をゆったり楽しめる、プライベート感あふれるお宿です。

アクセスも良好で、車で約5分の距離に有名観光地・大涌谷があり、観光と温泉の両方を満喫できます。

この記事では、実際に滞在した様子をたっぷりの写真とともにご紹介します。動画でも雰囲気をお楽しみいただけますので、ぜひ合わせてご覧ください▼

ホテル基本情報

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大涌谷

まず訪れたのは、大涌谷です。

ここは、約3000年前に箱根火山が大規模な水蒸気爆発を起こし、山体が崩壊してできた場所です。

現在もあちこちで白い噴気が立ちのぼり、硫黄の香りが漂う、箱根屈指の観光スポットです。海外旅行者にも人気が高く、平日でも多くの人で賑わっています。

アクセスはロープウェイか車が便利。より間近でこのダイナミックな自然を体感するなら、「大涌谷自然研究路」がおすすめです。ただし、こちらは事前予約制。僕は予約が必要なことを知らずに行ったため、残念ながら立ち入ることができませんでした…。次回は必ず予約して、さらに奥まで探検してみたいと思います。

名物といえば、やはり「黒たまご」。温泉池で茹でることで殻の表面が黒く変化するのですが、これは温泉中の鉄分と硫化水素が反応して硫化鉄となるためです。味は普通のゆで卵とほぼ変わりませんが、「1個食べると寿命が7年延びる」という言い伝えもあり、旅の記念にぴったりです。

注意点として、大涌谷周辺は標高が高く風が強いため、夏でも肌寒く感じることがあります。訪れる際は上着を一枚持って行くと安心です。

箱根湯宿 然-ZEN-

チェックイン&ウェルカムサービス

大涌谷から車で約5分、本日宿泊する「箱根湯宿 然」に到着しました。

全10室の広々とした客室には、すべて源泉かけ流しの半露天風呂を完備。檜の浴槽で大涌谷温泉をゆったり楽しめる、プライベート感あふれる大人の隠れ家です。

玄関はこじんまりとしつつも気品があり、優しい照明が温かく迎えてくれます。足を踏み入れた瞬間から、旅のスイッチが静かに入るような雰囲気です。

右手にはカフェ&バー「SORA」があり、こちらでチェックインを行います。室内は間接照明と落ち着いた色合いで統一され、シックで上品。奥には庭園とテラスがあり、晴れた日にはここでドリンクを楽しめば、箱根の自然と静けさを感じながら優雅なひとときを過ごせます。

ウェルカムサービスでは、豊富なドリンクメニューの中から好みを選べ、添えられたチョコレートが旅の疲れをやさしく癒してくれます。

ルームツアー

今回宿泊したのは、「森側‐和洋室‐」タイプのお部屋。名前は「だいだい」で、その名の通り室内は柔らかな橙色で統一され、とても上品で落ち着いた雰囲気です。畳スペースがあるのも嬉しいポイント。ホテルの洋室も好きですが、靴を脱いで畳に腰を下ろすと、やっぱりほっとしますよね。

洗面台には大きな鏡があり、トイレは最新設備。アメニティも基本的なものは一通り揃っているので、手ぶらでも安心して滞在できます。部屋の随所に木の温もりが感じられ、自然と心が落ち着きます。

そして何より嬉しいのが、専用の半露天風呂。檜の浴槽に、大涌谷から引いた源泉かけ流しの温泉が満たされ、好きなときに好きなだけ浸かれる贅沢さは格別です。

お部屋にはルームサービスもあり、基本的にオールインクルーシブ。冷蔵庫のドリンクは自由に楽しめ、お菓子には系列店「燻製工房 然」のスモーキーなおつまみが用意されていました。これがまた香り高く、とても気に入りました。夕食でも燻製醤油などが登場し、食事全体で“然らしさ”を感じられるのも魅力です。

夕食

夕食は落ち着いた半個室で、ゆったりといただきます。季節の旬を取り入れたこだわりの創作料理が並び、一品一品が旅の楽しさを引き立ててくれます。

お刺身には、通常の醤油と「燻製醤油」が添えられており、この燻製醤油がとにかくクセになる味わい。香ばしい薫りと旨味が魚の甘みを引き立て、思わずおかわりしたくなるほどです。気に入りすぎて、その場でお土産として購入してしまいました(部屋から注文できるのも嬉しいポイント)。

そして、この日一番驚いたのが「焼き林檎」。季節ごとにメニューは変わりますが、この焼き林檎だけは2018年から続く定番だそうです。丸ごとの林檎を使ったインパクト抜群の見た目もさることながら、中にはホタテとチーズを合わせた濃厚なクリームがたっぷり。食べ進めると林檎の優しい甘さが加わり、最後まで味の変化を楽しめます。

メインには「箱根西麓和牛」が登場。ジューシーで柔らかな肉質と、噛むほどに広がる旨味が印象的で、満足度の高いディナーとなりました。

夕食後の休憩

食事を終えて部屋へ戻ります。
昼間とは違い、館内は照明が少し落とされ、柔らかな光が漂う大人の空間に。しっとりとした雰囲気が、旅の上質さをより一層感じさせてくれます。

部屋でくつろいでいると、なんと夜食が届けられました。夕食のボリュームだけでも十分満足でしたが、こうした心遣いはやっぱり嬉しいものです。小腹を満たす優しい味が、旅の夜をさらに豊かにしてくれます。

夜の個室露天風呂はライトアップされ、幻想的な雰囲気に。周囲は森に囲まれているためとても静かで、お湯に浸かりながら虫の声や夜風を感じる時間は、まさに非日常の贅沢そのものでした。

翌朝〜チェックアウトまで

夜はとても静かで、ぐっすりと眠ることができました。
目覚めの朝は、まず露天風呂へ。湯けむりに包まれながら、ゆっくりと体を温める時間は最高の贅沢です。

朝食会場では、昨日とは違うテーブルへ案内されました。夜か朝、どちらかで必ず窓側に座れるのは嬉しいですね。

内容は胃にやさしい和朝食で、ひとつひとつ丁寧に作られた味わい。食後にコーヒーをいただけるのも、ゆったりとした朝にぴったりです。

チェックアウトは11時と遅めなので、慌ただしさとは無縁。最後までお部屋でくつろぎ、のんびりと旅支度ができました。

そして出発のとき、駐車場から車を走らせると、スタッフの方が笑顔で手を振ってお見送り。

「そこまで気を使わなくて良いのに…」とちょっと申し訳ないような、でもまた来たいと思わせてくれる、温かな余韻を残してくれました。

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まとめ

「箱根湯本温泉 然」は、全室に源泉かけ流しの露天風呂を備えた、静かで大人向けの隠れ宿です。

強羅や仙石原方面とは違い、箱根湯本の利便性と自然の静けさを同時に楽しめる立地が魅力です。館内はわずか10室のため混雑感がなく、客室露天からは四季折々の景色を独り占めできます。

料理は地元食材を活かした創作懐石で、見た目も味も季節感たっぷり。温泉・食事・客室すべてが揃った「こもり滞在」が叶います。

「箱根の喧騒から少し離れ、のんびり過ごしたい」「観光より宿時間を大切にしたい」という方にぴったりのお宿です。

それではまた、次の記事でお会いしましょう!


動画では、大涌谷や館内の雰囲気もお届けしていますので、ぜひご覧ください▼

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かずトリップ
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サラリーマンとして働く日々の合間に、カメラ片手に旅へ。
このブログでは、実際に訪れた宿や風景、愛用している旅アイテム、そして旅をもっと楽しむためのお金の工夫まで、リアルな体験をもとにお届けしています。
「旅に出たくなる」——そんな気持ちを呼び起こすような情報を、届けられたら嬉しいです。
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