熱海1泊2日旅行の本当の費用|宿泊費の2倍かかる「隠れコスト」
こんにちは、かずです。
- 「ちょっと温泉でリフレッシュしたい」
- 「都内から近い熱海に旅行に行ってみよう」
そんな気持ちで計画する1泊2日の国内旅行。
ですが実際に計算してみると、宿代だけでなく交通費や食費、観光代など“隠れコスト”が積み重なり、思った以上に財布に響くことが多いのが現実です。
しかもここ数年で宿泊費は大きく上がり、サラリーマンにとって旅行は昔よりもずっとハードルの高い贅沢になりつつあります。
本記事では、東京から熱海へ1泊2日で旅行した場合の費用を洗い出し、サラリーマンの平均収入と照らし合わせながら「インフレ時代の旅マネー術」を考えていきます。
1. 宿泊費は旅費全体の半分以下だった?
旅行といえば「お金の大半は宿代」というイメージがありませんか?
たとえば――
「1泊2食付きで1人2万円の宿だから、2人で4万円。他の費用を入れても6万円くらいかな」
そう思って計画した旅行。
ところが帰宅して財布を見直すと、合計は8万円近く。
「え、そんなに使ったっけ?」と首をかしげることに。
実はその差額の正体は、宿代以外にかかる“隠れコスト”。
交通費、食事、観光、お土産…これらを合わせると、宿代と同じかそれ以上に膨らんでいたのです。
2. 宿泊費のいまの相場
- 温泉旅館やリゾートホテル:1泊2食付き 1人2万円〜
- 個室露天風呂付き・週末料金:3〜4万円も普通
「1万円台で夕朝食付き」という時代は、もう過去の話。
2万円がボトムラインになりつつあるのが2025年の現実です。
3. 熱海1泊2日(東京駅発・2人旅行)のシミュレーション
では実際に、東京から熱海へ1泊2日旅行をした場合をシミュレーションしてみましょう。
宿泊費は1人2万円(2食付き)と仮定し、新幹線利用とレンタカー利用の2通りで比較します。
🚅 新幹線を利用した場合
| 費目 | 金額(2人分) | 内容例 |
|---|---|---|
| 宿泊費 | 約40,000円 | 1人2万円 × 2人(2食付き) |
| 交通費(新幹線:東京駅 ⇄ 熱海駅) | 約16,000円 | 新幹線往復:約8,000円(1人) |
| 食費 | 約8,000円 | ランチ2回+カフェ代 |
| 観光費 | 約5,000円 | 熱海城・ロープウェイなど |
| お土産代 | 約4,000円 | 家族・職場向け |
| 合計(新幹線利用の場合) | 約73,000円 |
🚗 レンタカーを利用した場合
| 費目 | 金額(2人分) | 内容例 |
|---|---|---|
| 宿泊費 | 約40,000円 | 1人2万円 × 2人(2食付き) |
| 交通費(レンタカー:1泊2日、コンパクトカー、ガソリン代含む) | 約18,000円 | レンタカー約15,000円、ガソリン代約3,000円 |
| 高速代(往復) | ETC料金:5,720円(片道:2,860円) 通常料金:8,400円(片道:4,200円) | 東京駅から首都高霞ヶ関料金所→東名高速道路→西湘バイパス→熱海ビーチライン |
| 食費 | 約8,000円 | ランチ2回+カフェ代 |
| 観光費 | 約5,000円 | 熱海城・ロープウェイなど |
| 駐車場代 | 約2,000円 | 宿+観光地での駐車場 |
| お土産代 | 約4,000円 | 家族・職場向け |
| 合計(レンタカーでETC利用の場合) | 約82,720円 |
👉 宿代4万円のつもりが、実際には 7.3〜8.2万円。
「ちょっと温泉へ」のつもりが、思った以上の出費になるのが現実です。
さらに、車を所有している人は「レンタカー代がないから安く済む」と思いがちですが、実際には維持費(車検・保険・駐車場代など)を含めると、総合的なコストはむしろ高くなる場合もあります。
旅行単体で見ると安く感じても、トータルで考えると注意が必要ですね。
4. サラリーマン感覚で考えると…
旅行費用を「実際の給与感覚」に落とし込んでみましょう。
国税庁・厚労省の統計によると――
| 指標 | 年収 | 手取り(推定) | 月収(推定) |
|---|---|---|---|
| 平均年収 | 460万円 | 約360万円 | 約30万円 |
| 年収中央値 | 351万円 | 約270万円 | 約22.5万円 |
これを基準に考えると、熱海旅行(約8〜9万円)は…
- 平均的サラリーマン:月収30万円の約0.3か月分(=9日分の労働)
- 中央値サラリーマン:月収22.5万円の約0.4か月分(=12日分の労働)
つまり「熱海1泊2日=サラリーマンが9〜12日働いて得るお金」が消えていく計算になります。
たった1泊の旅行でも、給与の重みを考えるといかに大きな出費かがわかりますね。
5. インフレで膨らむ「隠れコスト」

しかも近年はインフレの影響で、旅行の“細かい部分”がじわじわ高騰しています。
- 外食費:ランチ1,000円 → 1,500円が当たり前に
- 観光地の入場料:数百円単位で上昇
- お土産:値段据え置きでも内容量が減少(ステルス値上げ)
- 交通費:燃油高や人件費の上昇で右肩上がり
しかも、宿泊費そのものも大きく変わっています。
| 時期 | 相場感 (1泊2食付き・スタンダード旅館) | 備考 |
|---|---|---|
| 約10年前(2015年前後) | 1万2,000〜1万5,000円 | 平日なら1万円台前半も普通 |
| 現在(2025年) | 2万円〜 | 個室露天風呂や週末は3〜4万円も当たり前 |
10年前なら「2人で3万円以内」で泊まれた旅館が、今では最低でも4万円以上。
つまり宿泊費だけで 3〜5割増し になっているのです。
「宿代が上がった」だけでなく、旅行全体のコスト構造がインフレで膨らんでいるのが現実です。
6. まとめ:インフレ時代の旅マネー術
- 宿泊費は1人2万円〜が新しいボトムライン
- 実際の旅行費は宿泊費の約2倍=1泊2日で9万円弱
- 平均的なサラリーマンでも「9日分の労働」が必要な大きな出費
- 宿泊費は10年前より 3〜5割高騰
それでも旅行をやめたくはありません。
だからこそ、インフレ時代に必要なのは、
- 無駄を減らす(節約)
- 資産を守る(投資)
- 旅行費をまかなう(副収入)
日常生活や将来の資産形成を崩さず、楽しめる範囲で旅をする――
それがインフレ時代の 「旅マネー術」 です。
少し現実的な話になりますが、暗く考えすぎず、一緒に旅を楽しんでいきましょう!
それではまた、次の記事でお会いしましょう。
