いくつ知ってる?不思議なカメラ用語― 小三元・大三元から「レンズ沼」まで
こんにちは、かずです。
今回は、ちょっと趣向を変えて「カメラ用語の文化」を覗いてみたいと思います。
カメラの世界には、実にユニークで独特な言葉があふれています。
「小三元」「大三元」と聞くと、多くの方は麻雀を連想するはず。
正直、僕自身は麻雀をやったことがないのでピンときませんでしたが(笑)、カメラ界隈ではこれが当たり前のようにレンズの呼び名として使われています。
なぜこんな言葉が広まったのか?
そして、ほかにはどんな面白い表現があるのか?
いつもとはちょっと違うコラム記事として、気軽に楽しんでいただけたら嬉しいです。
麻雀からやってきた「小三元」「大三元」

「大三元」とは麻雀における役満で、白・發・中の三種類を揃えることで成立する最高クラスの役だそうです。
この“最強の三つ組み”になぞらえて、カメラ業界では 高性能ズーム3本セット を「大三元」と呼ぶようになりました。
- 広角ズーム(16-35mm F2.8)
- 標準ズーム(24-70mm F2.8)
- 望遠ズーム(70-200mm F2.8)
この3本さえ揃えれば、広角から望遠までほぼすべてのシーンを最高画質でカバー可能。
まさに「システム完成の証」と言われる存在です。
一方で、F2.8より一段暗い F4通しズーム の3本は「小三元」と呼ばれます。
性能・価格・携帯性のバランスが良く、アマチュアにはむしろ現実的な選択肢かもしれません。
カメラに魅了された者の言葉たち

カメラの世界では、このほかにもユニークな俗語が数多く飛び交っています。
レンズ沼
有名な表現が「沼」です。
沼とは底なし沼を意味しており、一度ハマったら抜け出せないという意味です。
「あの人はレンズ沼にハマった」と言えば、「レンズを次々と買い足して抜け出せなくなっている」という意味です。
機材を増やす喜びと苦しみを的確に表現した名フレーズですね。
カメラ以外でも、様々なジャンルでも使用されていますね。
撒き餌レンズ
初心者向けに安価で提供される明るい単焦点レンズ(50mm F1.8など)がその代表です。
「この一本で写真の楽しさを知ってしまったら、あとは深みに…」という“入り口アイテム”の意味を込めて「撒き餌」と呼ばれます。
メーカーとしても、ユーザーをレンズ沼に誘う絶好のアイテムなんですよね。
僕自身、最近は動画だけでなく写真にも興味が出てきたので、正直一本は欲しいと思っているところです。
神レンズ
突出した性能を持ち、多くのユーザーに絶賛されるレンズのことです。
ボケ味、解像度、逆光耐性、どれをとっても一級品で、ときには中古市場でも定価以上で取引されるほど。
まさに“神”の名にふさわしい存在です。
Sonyのラインナップで言えば「FE 20mm F1.8 G」は“GレンズなのにGM並み”と評される神レンズ。
また、発売から10年以上経つ Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA も、いまだに多くのユーザーから「まず買うべき一本」とおすすめされ続けています。
実用的な愛され表現

ユーモラスな呼び名だけでなく、実用性を反映した俗語もあります。
日常的に使うからこそ、愛着を込めて呼ばれるものたちです。
便利ズーム
広角から望遠まで1本で済ませられるズームレンズ。
「画質は妥協だけど、とにかく楽」。この割り切りが、旅行や出張など“身軽さが大事な場面”では圧倒的な強みになります。
Sonyの 20-70mm F4 G はまさに現代的な便利ズームの代表格。
広角側が20mmスタートというのも特徴で、旅Vlogでも風景をしっかり収めつつ、ズームで少し寄りたい場面にも対応できる一本です。
数字の略称文化
プロやベテランのカメラマン同士の会話では「ナナニッパ」「サンニッパ」「ロクヨン」といった略称が普通に飛び交います。
- ナナニッパ=70-200mm F2.8
- サンニッパ=300mm F2.8
- ロクヨン=600mm F4
初めて聞くと「暗号かな?」と思うかもしれませんが、慣れてしまえば一発で伝わる便利な 表現です。
現場でのやり取りがスピーディになるのも納得です。
ブランドごとの呼び名
メーカー独自の特徴から生まれる呼び名もあります。
- 赤鉢巻き:CanonのLレンズに巻かれた赤いライン。高級レンズの象徴。
- ナノクリ:Nikonの「ナノクリスタルコート」。逆光に強い最新コーティング技術。
- GM(G Master):Sonyのフラッグシップレンズライン。最高峰を示す称号。
これらは単なるスペック以上に、“持つ喜び”や“ステータス感”をユーザーに与えてくれる存在です。
いつかはGM。笑
カメラ用語は“文化”そのもの
こうした言葉遊びは、単なる隠語や略語ではなく、カメラという趣味を共有する人たちの文化を象徴しています。
初心者のうちは意味がわからなくても、知るほどに会話がぐっと楽しくなる。
仲間内で「その撒き餌レンズから始めたよ」と笑い合えるのも、この趣味ならではの楽しさです。
カメラは写真を撮るための道具であると同時に、人と人をつなぐ会話のきっかけでもあります。
もし次に新しいレンズを手に入れたとき、「また沼にハマってしまったなぁ」とつぶやけたら、それはもう立派なカメラ仲間になった証。
カメラを持つことで広がる世界は、写真や映像の中だけでなく、言葉の中にもあるんですね。
それではまた、次の記事でお会いしましょう!
