旅の満足度は“食”で変わる|ローブン大多喜町で感じた食事の力
こんにちは、かずです。
旅の満足度を決める要素はたくさんあります。
部屋の雰囲気、温泉の質、接客、立地、価格…。
いろんなホテルに泊まっていると、ホテルに入った瞬間に「今日はいい旅になりそうだ」と感じることがあります。
それは、ホテル全体の雰囲気や丁寧さ、清潔感、設備の充実度など、さまざまな要素から来るものだと思います。
どれも大切な要素ですが、改めて感じたのが「旅の満足度って、食で大きく変わるな」でした。
今回はそんな、「今さらかよ!」と思われそうな内容ではありますが、自分の中で改めて感じた“食の大切さ”について『ローブン大多喜町』の宿泊をもとにお話ししたいと思います。
部屋も素晴らしさが、感動したのは“食”だった

ローブン大多喜町は、古民家をリノベーションしたオーベルジュで、穏やかな空間が魅力の宿。
広々とした客室に、手入れの行き届いた庭。
部屋全体にほんのり香る檜の匂い、そしてプライベートサウナまで備わっています。
部屋に入った瞬間、「ああ、これは良いお宿に巡り会えた」と感じたのを今でも覚えています。
お風呂やサウナももちろん素晴らしく、忙しない日常から切り離されたようなリラックス感に包まれました。
その時点で十分に満足していたのですが、本当に心を動かされたのは、夕食の時間でした。
こだわりの一皿。料理が“満足度”に変わる瞬間

ディナーメニューを見たとき、最初に思ったのは「意外とシンプルだな」ということ。
特別に変わった料理名や珍しい食材が並んでいるわけではなく、誰もが一度は口にしたことのあるようなラインナップでした。
だからこそ、逆に「このメニューをどう仕上げるんだろう?」という期待が高まります。
もしかしたら、あえて“馴染みある料理を極める”ことで、素材や技の繊細さを際立たせているのかもしれません。
料理が運ばれるたびに、スタッフがその背景や調理の工夫を丁寧に説明してくれます。
「この一皿の肝はここです」といった話を聞きながら味わうと、ただの食事ではなく、「体験」そのものに感じられる瞬間がありました。
地元食材の魅力を最大限に引き出し、季節の香りや質感まで感じられる構成。
一皿ごとに小さなストーリーがあり、味わうたびに新しい発見があります。
たとえば、旬の野菜が持つ瑞々しさ。
そして、デミグラスソースのハンバーグステーキ。
どこでも食べられるような一品ですが、その味は今も忘れられないほど印象的でした。

「食べる」という行為を通して、今までの“食の記憶”がどんどん更新されていく感覚。
食事が進むにつれて、身体も心も満たされ、
気づけば旅全体の印象が、さらに良い方向へと変わっていくのを感じました。
食後の余韻が、翌朝まで続く幸せ
夕食を終えて部屋に戻ると、満足感と幸福感がじんわりと広がっていきました。
「良いものを食べた」ときだけに訪れる、あの静かな心の落ち着き。
自然と朝食への期待も高まります。
そのままゆっくりとお風呂に入り、穏やかな気持ちのまま眠りにつきました。
翌朝の朝食は、“これぞ和食”という丁寧な内容。
前夜の余韻をそのまま引き継ぐように、器も盛り付けも美しく、朝日とともにいただく料理が、一日の始まりを特別なものにしてくれました。
特に、脂ののったトロサバと炊き立てのコシヒカリ。どれも朝からしみじみと美味しく、心まで満たされる味でした。
そしてチェックアウトのとき、「本当に良い宿だった」と感じたその理由を振り返ると、
それは“部屋の良さ”だけではないことに気づきます。
間違いなく、“食の満足度”が旅全体の印象を押し上げていました。


旅の印象を決めるのは、部屋でも温泉でもなく“食”かもしれない
ふと、これまでの旅を思い返してみると、「また行きたい」と心から思える宿には、ある共通点がありました。
ひとつは、圧倒的なラグジュアリーを誇る宿。
最新の設備、広々とした部屋、絶景の露天風呂。
そこに泊まること自体がひとつの“体験”であり、非日常を味わうために訪れる場所。
いわば、滞在そのものが目的になるような特別な宿です。
そしてもうひとつは、食事が心から美味しかった宿。
どんなに部屋が豪華でも、食事がいまひとつだと「また来たい」とは思いづらい。
逆に、料理が記憶に残る宿は、旅全体が格段に豊かに感じられる。
食事は、旅の中で最も五感を使う体験。
香り、温度、音、見た目、そして味。
そのすべてが記憶として刻まれ、旅の印象を形づくっていきます。
今回の宿泊で改めて感じたのは、「食事は旅の締めくくりであり、旅の印象を決める最後の一手」ということでした。
これからの宿選びは、“食の体験”を基準にしてみたい
これまでも「美味しい食事」は大切にしてきましたが、今回の経験を経て、宿選びの基準が少し変わりました。
価格や部屋の雰囲気、露天風呂付きといった条件だけでなく、“料理人の思い”や“食のコンセプト”まで含めて選びたいと思うようになりました。
旅の思い出は、写真や動画だけではなく、「どんな味を、誰と、どんな気持ちで味わったか」が残るものです。
良い料理に出会えた旅は、その後もずっと心の中で温かく輝き続けるのだと感じます。
まとめ
『ローブン大多喜町』での宿泊は、改めて「食事の力」を教えてくれました。
美味しい料理は、単なる満腹ではなく、旅そのものの質を高め、翌朝の気分や記憶の残り方さえ変えてくれる。
これからも、「食を通して旅を味わう」という視点を大切にしていきたいと思います。
それではまた、次の記事でお会いしましょう!
