ファインダーを覗くという体験──EVFが教えてくれた“撮る”ことの本質
こんにちは、かずです。
今回は「EVF(電子ビューファインダー)」についてのお話です。
EVFとは、カメラのファインダー(覗き込む部分)のことで、
⇩の画像のように目を当てて構図を確認するためのパーツを指します。

最近のスマホやアクションカメラ(GoProなど)、Osmo Pocketのようなカメラではファインダーがなく、液晶モニターを見ながら撮影ができます。
そのため、ファインダーを覗いて撮影したことがない方も多いのではないでしょうか?
特にスマホからカメラを始めた方にとっては、
「ファインダーって必要?」「背面モニターで十分じゃない?」
と思うのが自然だと思います。
実際、僕も最初はそうでした。
背面液晶で構図を確認しながら撮るのが当たり前で、わざわざファインダーを覗く理由が分からなかったんです。
しかし実際にEVFを使って撮影するようになってから、“ファインダーを覗く”という行為そのものが、撮影体験を変えると感じました。
ファインダーを覗くことで“世界が整理される”

少しドラマチックに言うと、
ファインダーを覗くと、自分と被写体の間に“ひとつの世界”が生まれます。
……ちょっと言いすぎかもしれませんね。笑
でも実際、ファインダーには“撮れる範囲”しか映らないので、余計な背景や情報が入ってきません。
そのおかげで、構図を直感的に組み立てやすくなります。
つまり、ファインダーで見たままの世界が写真になる。
(当たり前のことなんですが、これが意外と大事です。)
ファインダーを覗くことで、周囲の雑音や動きがスッと消えて、今この瞬間の光と被写体だけに集中できる──
この感覚はファインダーを覗いて初めて伝わると思います。
スマホや背面モニターで撮影していた頃は、つい視界に余計なものが入りすぎて“なんとなく撮る”ことが多かったのですが、ファインダーを覗くようになってからは、「撮る」という行為そのものへの集中度が一段上がった気がします。
EVF(電子ビューファインダー)と光学ファインダーの違い
ファインダーの話が出たところで、ここで少しだけ仕組みの話をさせてください。
最近では「ミラーレスカメラ」が主流になってきましたが、一眼レフカメラもまだまだ現役です。
初めてカメラを選ぶときに、「ミラーレスと一眼レフって何が違うの?」と迷う方も多いと思います。
結論から言うと、この2つの最大の違いは“ファインダーの仕組み”にあります。

一眼レフカメラ(光学ファインダー)
- レンズから入った光をミラーで反射して、光学的にそのまま目に届ける方式。
- 実際の景色を遅延なし・高精度で見られるのが特徴。
つまり、「現実の光をそのまま見ている」感覚です。
目で見たままの世界を撮りたい人にはぴったりです。
ミラーレスカメラ(EVF:電子ビューファインダー)
- ミラーをなくして、センサーで捉えた映像を液晶表示する方式。
- 明るさ・ホワイトバランス・露出の変化などがリアルタイムで反映される。
簡単に言えば、“仕上がりを見ながら撮影できるファインダー”です。
露出を変えたり、色味を調整しても、その結果がそのままEVFに表示されるので、頭の中で「この設定だとどう写るかな?」と想像する必要がありません。
“見ながら調整”できるのがミラーレスの大きな利点です。
まとめるとこんな感じです👇
| カメラの種類 | ファインダーの種類 | 特徴 |
|---|---|---|
| 一眼レフ | 光学ファインダー(OVF) | 遅延なし。現実をそのまま見る。バッテリー消費が少ない。 |
| ミラーレス | 電子ビューファインダー(EVF) | 仕上がりを見ながら撮れる。情報表示が豊富。暗所でも見やすい。 |
ミラーレスのEVFは“撮影効率”と“安心感”が圧倒的です。
露出や色味の失敗が減り、「今撮ってる写真がどんな仕上がりになるか」がすぐ分かる。
これが、EVFの大きな魅力だと思います。
EVFの解像度が高いと、集中力も上がる
EVFはカメラによって解像度が異なり、見え方が違います。
たとえば、僕が使っているα7CⅡのEVFは約236万ドットですが、上位機種のα1Ⅱでは約943万ドットと、より高精細な電子ファインダーが搭載されています。
解像度が低いと、ピント面の確認がやや甘くなったり、被写体の輪郭が少しザラついて見えることもあります。
逆に、解像度の高いEVFでは被写体の質感や立体感までしっかり伝わり、ピント合わせも構図決めも気持ち良くできます。
ただし、高解像度EVFは上位モデルに搭載されていることが多く、どうしても価格が上がってしまうのが現実です。
なので僕は、「解像度が高ければ嬉しいな」くらいの気持ちで、他のスペックとのバランスを見ながら選ぶようにしています。
ちなみにこの感覚は、背面の液晶モニターでも同じで、撮影中の“見やすさ”は、そのまま快適さに直結するので、カメラ選びの際にはぜひチェックしてみてください。
EVFがもたらす“撮るという行為の没入感”

EVFの最大の魅力は、やっぱり “撮影への没入感” にあります。
ファインダーを覗いている時間って、ちょっとした非日常を味わえます。
自分だけの小さな世界を見ているような感覚。
しかも日差しの強い屋外でもしっかり見えるし、構える位置が安定するので、構図のブレも減ります。
つまりEVFは単なる「覗き窓」ではなく、“撮影体験そのものを深めてくれるパーツ”だと思います。
まとめ:ファインダーを覗くと、写真が少し特別になる
スマホ撮影が主流の今、「わざわざ覗いて撮る」ことは少し面倒に感じるかもしれません。
特に女性の場合、メイクがファインダーに触れてしまうなど、ちょっとした抵抗感があるのも分かります。
でも、ファインダーを通して撮ると、1枚1枚の写真に“自分の意図”がより強く込められる気がします。
背面モニターで気軽に撮るのももちろんいい。
ただ、たまにはEVFを覗いて、“撮る時間そのもの”を味わうのも悪くありません。
今、ファインダー覗きたくなりました?
それではまた、次の記事でお会いしましょう!
