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【宿泊記】歴史と発酵の町・佐原で泊まる、時を旅する宿|佐原商家町ホテル NIPPONIA

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こんにちは、かずです。

今回は、千葉県・佐原にある「佐原商家町ホテル NIPPONIA」に宿泊したときの記録です。

歴史ある町並みを歩きながら泊まれる、“町と一体化したホテル”という珍しいスタイルに惹かれてこの旅を計画しました。

チェックインからチェックアウトまで、まるでタイムスリップしたかのような感覚。
発酵食を取り入れた食事や、趣ある町家の雰囲気に心がほぐれた滞在でした。

この記事では、そんな佐原の魅力とNIPPONIAでの宿泊体験を、旅ログとしてご紹介します。

そして、このとき撮影した映像はこちらの動画で公開しています。
▶︎ 佐原商家町ホテル NIPPONIA Vlog|YouTube

ホテル基本情報|佐原商家町ホテル NIPPONIAとは?

  • ホテル名:佐原商家町ホテル NIPPONIA
  • 住所:千葉県香取市佐原イ1708-2(フロント棟)
  • 公式HP:https://www.nipponia-sawara.jp

佐原の歴史ある町並みを活かし、分散型ホテルという点在する複数の棟(旧商家や蔵)に泊まるという、ちょっとユニークなスタイルのホテルです。

佐原の町並みを歩いて巡りながら“泊まる”体験ができるのが、このホテルの魅力。
さらに、地元の発酵食文化を取り入れた料理も楽しめるので、味覚でも旅を堪能できます。

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歴史を大事にする”佐原商家町ホテル NIPPONIA”に宿泊

電車で向かった小江戸・佐原の町並み

普段は車で旅をしていますが、今回は電車でのんびりと向かいました。その理由は、佐原の“町並み”にあります。

ここ佐原は「小江戸」とも呼ばれ、重要伝統的建造物群保存地区として、歴史的な景観を色濃く残すエリアです。さらに、日本地図を作成した伊能忠敬のゆかりの地でもあり、歴史の風情を肌で感じながら旅を楽しみたかったのです。

最寄りのJR佐原駅に到着すると、駅前からすでに風情ある街並みが広がっています。

ホテルに向かう道中では、小野川を巡る「舟めぐり」を楽しむこともできます。

酒蔵をリノベーションしたフロント「KAGURA棟」

駅から歩いて約10〜15分で、佐原商家町ホテル NIPPONIAのフロント「KAGURA棟」に到着します。

ここは、老舗の酒蔵をリノベーションした建物で天井の高さや梁の太さ、酒造りの面影が残る空間には歴史の趣が漂います。とはいえ、施設は明るく清潔感があり、古さを感じることはありません。過去と今が心地よく共存する空間でした。

チェックインを済ませたら、いよいよお部屋へ。

分散型ホテルならではの「町に泊まる」体験

佐原商家町ホテル NIPPONIAは、町に点在する複数の建物が客室として運営されている“分散型ホテル”です。

宿泊棟は以下の6つ

  • SHIPPOU
  • YATA
  • AOI
  • SEIGAKU
  • MIYAKO
  • GOKO

今回、僕が泊まったのは「YATA棟」。明治時代に建てられた、製綿業を営んでいた商家の母屋だそうで、外観は石造りの倉庫のようなたたずまい。

玄関でまず驚いたのが、鍵が“南京錠”だったこと。


恋人岬でカップルが柵につける以外の使い道があったとは…笑

ただ、その無骨さもまた、昔ながらの雰囲気と絶妙にマッチしていて特別感があります。

客室は温もりと快適さが融合した空間

玄関も昔ながらの作りになっていて、特別感があります。

室内に入ってまず驚くのが、広さと温かみのある空間設計。木の香りがほんのりと漂い、リノベーションされた空間は歴史の面影を残しつつも現代的な快適さを兼ね備えています。

YATA棟は二階建てで、2階には落ち着いた雰囲気の寝室が用意されています。

水回りは完全に現代仕様で、バス・トイレ・洗面所も非常に綺麗で使いやすかったです。

食事は発酵食文化を味わう特別なひととき

夕食と朝食はKAGURA棟内のレストランでいただくのが基本ですが、今回は同伴者が体調を崩してしまい、スタッフの方が「お部屋でお召し上がりになりますか?」と気を配ってくださったことで、部屋食に変更させてもらいました。

その対応が本当にありがたく、スタッフのホスピタリティの高さに感動しました。
そして肝心の料理ですが、発酵食をテーマにした食事はどれも絶品。クセが強いのかな?と不安もありましたが、そんな心配は無用でした。

優しい味付けの中に、しっかりとした旨味があり、食事目的で訪れても十分に満足できるレベルでした。
あの時は臨機応変に対応していただき、本当にありがとうございました。

朝の散歩も非日常感

小江戸の風情を感じたくて、朝の町を散歩してみました。
静かな空気の中に歴史ある街並みが広がっていて、とても気持ちが良く、景色も本当に美しかったです。
早朝の佐原は観光客も少なく、まるでタイムスリップしたような感覚に浸れました。

朝食を食べに”KAGURA”へ

朝食は予定通りレストランでいただきました。

天井が高く、座席同士の間隔もゆったりしていて居心地の良さも抜群。

朝から味噌や麹などを活かした発酵食が並び、健康的で満足度の高い朝食でした。

ホテル全体の感想

今回の宿泊を通して感じたのは、“町に泊まる”という新しい宿泊スタイルの魅力です。

NIPPONIAは、単なるホテルというよりも、その土地の暮らしや文化に溶け込むような体験をさせてくれる特別な場所でした。

スタッフの対応も丁寧で柔らかく、リノベーションされた空間も美しく、「古さ」ではなく「価値」を感じさせてくれるデザインが印象的です。

また、チェックアウト後には系列のカフェ「VMG CAFE」で名物の“生絞りモンブラン”をいただくのも忘れずに。

使用されているのは千葉県産のさつまいも。

細く絞り出されたモンブランクリームはなめらかで、甘さも上品。旅の締めくくりにぴったりのスイーツでした。

▼今回泊まった宿は一休で予約しました。以下からも探せます

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まとめ|“町に泊まる”という贅沢な体験

千葉・佐原の歴史ある町並みをそのまま活かした「佐原商家町ホテル NIPPONIA」は、まさに“町ごとホテル”という言葉がぴったりの宿でした。

  • 静かな小江戸の風景を散歩しながら巡る時間
  • 歴史を感じる建物に泊まる非日常の空間
  • 地元の発酵食文化を取り入れた温かな料理
  • 丁寧で親切なスタッフの対応

どれもが心に残る、深く印象的な旅の一部となりました。

「旅=観光地に行くこと」と思っていた自分にとって、町そのものを味わいながら滞在するというのは新しい発見であり、旅のスタイルに対する価値観すら少し変わったように思います。

風情ある町で、歴史の空気を感じながらゆっくりと過ごしたい方に、本当におすすめできる宿です。

次の旅は、ただ“泊まる”のではなく、“町に泊まる”という選択をしてみてはいかがでしょうか?

それでは、また次の記事でお会いしましょう!


📹 この旅の動画はこちら
▶︎ 佐原商家町ホテル NIPPONIA Vlog|YouTube

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かずトリップ
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サラリーマンとして働く日々の合間に、カメラ片手に旅へ。
このブログでは、実際に訪れた宿や風景、愛用している旅アイテム、そして旅をもっと楽しむためのお金の工夫まで、リアルな体験をもとにお届けしています。
「旅に出たくなる」——そんな気持ちを呼び起こすような情報を、届けられたら嬉しいです。
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