紅葉を独り占めできる露天風呂付き客室5選【2025年秋版】

こんにちは、かずです。
秋といえば紅葉、そして温泉。
できれば客室露天風呂から、誰にも邪魔されず自分だけで紅葉を楽しみたいですよね。
今回は行ってみたいお宿を、公式サイト・宿泊者レビュー・旅行記などをもとに、5軒を厳選しました。
宿の場所・紅葉の見頃、露天風呂の特徴やサービスまで、調べたのでぜひ参考にしてください。
選定基準
選ぶ際の基準を以下にしてみました。
- 客室露天風呂を完備
- 宿泊者レビューや写真で「紅葉が見える」
- 見頃が10〜12月(2025年秋シーズン想定)
1. 月洸樹(熊本・黒川温泉)

紅葉見頃:10月下旬〜11月中旬
日本でもっとも美しい月を眺められると称される黒川温泉の森の中、4500坪の広大な敷地にわずか8棟のみの離れを配した超有名旅館です。
各棟には趣の異なる間取りと設えが施され、全室に源泉かけ流しの客室露天風呂を完備しています。
森と一体化した露天風呂からは、紅葉シーズンには目の前一面が赤や黄色に染まる絶景らしく、口コミでは「朝霧の中で見る紅葉はまるで幻想世界」、「夜のライトアップは息をのむ美しさ」との声も多く寄せられています。
さらに、宿泊者限定で利用できる360°の大パノラマが広がる山頂露天風呂「天空」や、洞窟をくぐるような貸切風呂など、趣の異なる湯めぐりも魅力です(要予約・無料)。
食事は九州ならではの旬食材をふんだんに使った会席料理で、肥後牛や阿蘇王、竹崎蟹など、季節ごとに変わる贅沢なメニューが並びます。
滞在中は、ヒマラヤ高山植物を配合した生薬オイルを用いる希少な「ヒマラヤンセラピー」やオールハンドのオイルリンパドレナージュ、ヘッドセラピーなど、深いリラクゼーションを味わえるスパ体験も可能(要予約)。
- 客室から紅葉を独り占めできる完全プライベート露天
- 森に包まれた離れ宿ならではの静寂
- 九州の旬食材を堪能できる会席料理
- 貸切風呂やスパなど、贅沢な非日常空間
2. 鬼怒川金谷ホテル(栃木・鬼怒川温泉)

紅葉見頃:11月上旬〜中旬
関東の紅葉といえば栃木。日光東照宮やいろは坂、華厳の滝など観光名所の玄関口に位置し、鬼怒川渓谷の絶景を客室や露天風呂から楽しめる老舗高級ホテルが「鬼怒川金谷ホテル」です。
創業は大正時代。創業者ジョン・カナヤの理念「和敬洋讃(日本の心と西洋の美を尊ぶ)」を受け継ぎ、館内は和と洋が見事に調和した優雅な空間が広がります。スイートや特別室には、鬼怒川渓谷を見下ろすプライベート露天風呂を備え、紅葉シーズンにはまるで色づいた森に包まれているような贅沢な時間を過ごせます。
温泉は自家源泉のアルカリ単純泉で、肌にやさしく、長湯しても疲れにくいと評判。大浴場や露天風呂からも、鬼怒川渓谷の四季を堪能できます。口コミでは「朝は柔らかな光の中で金色に輝く紅葉、夜は渓谷全体が静かに染まる赤の世界」と、その美しさに魅了された声が多く寄せられています。
食事は、日本料理の繊細さとフランス料理の華やかさを融合させた金谷流懐石。地元栃木の旬食材を使い、器や盛り付けにも季節感を大切にしています。
- 渓谷ビューの客室露天から紅葉を独り占め
- 大正創業の伝統とモダンが融合した館内デザイン
- 肌にやさしいアルカリ単純泉の自家源泉
- 日本と西洋を融合させた金谷流懐石料理
- 文化的催しや季節イベントも楽しめる
3. 笛吹川温泉 坐忘(山梨)

紅葉見頃:11月頃
富士山を背に、笛吹川のほとりにひっそりと佇む「笛吹川温泉 坐忘」は、約3,000坪の広大な敷地と手入れの行き届いた日本庭園に囲まれた大人の隠れ宿です。
全23室の客室は、露天風呂付きの離れ、洞窟風呂やサウナ付きの特別室など、趣の異なる5タイプがあり、特に離れの客室露天風呂からは、庭と山の紅葉が目の前に広がり、湯面に映る赤や金色の葉をぼんやり眺めるだけで時間を忘れてしまうようです。口コミでも「湯に浸かりながら紅葉を見ていたら、一時間経っていた」という声が寄せられています。
温泉は源泉かけ流しのアルカリ性単純温泉で、ほんのり硫黄香る美肌の湯。肌がつるりとなめらかになる効果から「美人の湯」と呼ばれています。館内の名物「洞窟風呂」は、先人の手によって掘られた希少な湯処で、灯りが落ちた空間に差し込む外光と湯けむりが幻想的な雰囲気を醸し出します。
料理は、地元山梨の旬の恵みをふんだんに使った山のごちそう茶懐石。一汁三菜をベースに、古伊万里の器や季節の草花を添えた盛り付けまで徹底的にこだわり、秋にはキノコ、山菜、甲州牛などが登場します。さらに「ワインの温泉旅館」としても知られ、甲州ワインのセレクションが豊富。料理とのマリアージュも堪能できます。
滞在中は客室・大浴場ともに24時間源泉利用可能。時間帯によって移ろう紅葉の色合いや、夜の月明かりに照らされた庭園を静かに眺めながら過ごす時間は格別です。
- 庭と山の紅葉を眺める露天風呂付き離れ
- 硫黄香る美肌の湯「アルカリ性単純温泉」
- 手掘りの洞窟風呂という希少な入浴体験
- 山梨の旬を生かした茶懐石と甲州ワイン
- 広大な庭園と山間の静寂に包まれる滞在
4. arcana izu(静岡・伊豆/湯ヶ島)


紅葉見頃:11月中旬〜12月上旬
伊豆半島の山あい、清らかな狩野川の渓流沿いに佇むオーベルジュスタイルの高級旅館「arcana izu」。紅葉シーズンになると、玄関前から鮮やかなモミジが出迎え、客室へと続く道すがらも森が秋色に染まります。
全16室のスイートはすべて源泉掛け流し露天風呂付き。渓流に張り出すように設計されており、川面を流れる水音と、眼前の紅葉が溶け合う景色はまさに絵画のようです。
この宿のもう一つの大きな魅力は食。地元・伊豆の海と山の旬食材を用いたフレンチベースの創作料理は、まさに「料理を目的に訪れる宿」。コースは季節ごとに一新され、素材の香りや温度、食感までも計算された一皿が運ばれます。シェフとの会話や、専属バトラーによるサービスも、この宿ならではの体験。料理と空間、自然が三位一体となり、五感を刺激します。
- 全室スイート&源泉掛け流し露天風呂付き
- 渓流と紅葉を同時に楽しめる絶景設計
- 伊豆の旬を生かしたオーベルジュならではの創作料理
- バトラーサービスと心地よい距離感のおもてなし
- プライベート感と自然美が調和する大人の隠れ宿
5. 京 YUNOHANA RESORT 翠泉(京都・亀岡)

紅葉見頃:11月中旬〜12月上旬
京都市内から車で約30分、湯の花温泉郷の一角に佇む大人のための隠れ宿。喧騒から離れた静寂の中、紅葉シーズンには中庭や離れの露天風呂から、庭園一面が秋色に染まる光景を独り占めできます。
全13室・7タイプの客室は、露天風呂付きの和洋室や特別室などバリエーション豊か。どの部屋も落ち着いた設えで、障子越しに差し込むやわらかな光と、色づいた木々が静かな時間を彩ります。館内大浴場や貸切風呂でも、“美肌の湯”として名高い湯の花温泉を堪能可能。
食事は、四季折々の京風会席料理。秋は松茸や京野菜など、地元食材の滋味を活かした繊細な料理を個室でゆっくり味わえます。器や盛り付けにも京らしい上品さが漂い、目でも舌でも季節を満喫。
口コミでは「京都中心部より静かで、紅葉もゆっくり楽しめました」との声もあります。
- 京都市内からアクセス良好&観光と組み合わせやすい立地
- 露天風呂付き客室や離れから紅葉庭園を望む贅沢な時間
- 美肌の湯・湯の花温泉を大浴場や貸切風呂で楽しめる
- 京の旬を活かした繊細な会席料理
- アーユルヴェーダなど本格的なリラクゼーション体験
比較ガイド一覧
宿名 | 部屋数/形態 | 見頃シーズン | 特徴ポイント |
---|---|---|---|
月洸樹 | 8棟・全離れ | 10月下旬〜11月中旬 | 森との一体感、貸切露天風呂 |
鬼怒川金谷 | スイート/特別室 | 11月上旬〜中旬 | 渓谷一望、歴史を感じる風情 |
坐忘 | 別邸離れ | 11月頃 | 庭園紅葉、静寂始重視 |
arcana izu | 16室スイート | 11月中旬〜12月上旬 | 川沿い設計、食体験重視 |
翠泉 | 離れ・中庭露天 | 11月中旬〜12月上旬 | 京都近郊、大人の隠れ家 |
まとめ
今回ご紹介したのは、いずれも紅葉を“自分だけの特等席”から楽しめる露天風呂付き客室を備えたハイクラスなお宿ばかりです。
宿泊費は少々張りますが、その分、日常では味わえない静けさ、美景、そしておもてなしが待っていることでしょう。
湯けむりの向こうに色づく山々、夜は虫の音と月明かり。そんな時間を過ごせば、帰るころには心も体もすっかりほどけているはず。
「いつかは行ってみたい」という夢を叶えるには、紅葉シーズンがまさに絶好のタイミングです。
一生の思い出になる“秋色の温泉旅”、ぜひ勇気を出して扉を開けてみてください。
それではまた、次の記事でお会いしましょう!