カメラを買ったら揃えたいアイテム5選|撮影がもっと快適に

こんにちは、かずです。
カメラを買うと、つい本体とレンズだけに注目しがちですが、実は周辺アイテムもしっかり揃えておくと撮影の快適さがまったく変わってきます。
今回は、旅Vlogを撮影してきた中で「これは絶対に必要だ!」と思ったアイテムを5つご紹介します。
「これからカメラを使いこなしたい」「旅をもっと綺麗に残したい」という方の参考になれば嬉しいです。
高速SDカード(UHS-II、V60以上がおすすめ)

カメラを買ったらまず必要になるのがSDカード。これがないと写真も動画も記録できません。
ただし、動画撮影、特に4K動画やLog撮影するなら「スペックの低いSDカード」では撮影が止まってしまうこともあります。そこで大事なのが「書き込み速度と対応規格」です。
動画撮影には“高速タイプ”が必須
特に4K30p以上で撮る場合、V30ではギリギリということも。より安定した記録をしたいなら、最低でもV60、できればV90を選んでおくと安心です。
Log撮影や高ビットレート記録ではデータ量が一気に増えるので、書き込み速度に余裕がないと撮影が途中で止まることもあります。
SDカードの規格とは
では、選ぶうえで重要な規格のポイントを簡単に整理しましょう。
ビデオスピードクラス(V〇〇)
- V60:最低書き込み速度60MB/s保証(4K30pにおすすめ)
- V90:最低90MB/s保証(4K60pや高画質記録に最適)
この「V」の数字が高いほど、長時間かつ高画質な動画に対応できます。
UHS(Ultra High Speed)
- UHS-I:最大104MB/s(理論値)
- UHS-II:最大312MB/s(理論値) ← ※本体も対応している必要あり
UHS-II対応のカメラとカードを組み合わせると、データの転送や連写書き込みがかなり速くなります。
SDXC(容量規格)
- SDXCは、32GB〜2TBまでの大容量SDカードに使われる規格名です。最近のカメラでは標準的に対応しています。
4K動画向けのSDカード選び方
撮影設定 | 最低スペック | 推奨スペック |
---|---|---|
4K30p | V60 / UHS-I U3 / 64GB以上 | V60 / UHS-II / 128GB以上 |
4K60p・S-Log | V90 / UHS-II / 128GB以上 | V90 / UHS-II / 256GB以上 |
目安:4K動画は1分で約1GB消費します。旅行で1日撮るなら64GBでは足りないかも。
購入時にチェックしたいポイント
- カメラがUHS-II対応しているか
→ 本体がUHS-Iしか対応していなければ、高速カードの性能を引き出せません。 - 撮影設定に合った速度クラスか
→ 4K30pでLog撮影ならはV60以上がいいと思います。 - 容量
→ 旅撮影なら128GB〜が安心。RAW動画や長回しならさらに上も検討。
まとめ|「V60」「UHS-II」「128GB以上」なら安心
旅やVlogで4K動画をメインに撮るなら、最低でもV60・UHS-II・128GBのSDカードを選ぶのがベストです。
性能のいいSDカードはちょっと高価に感じるかもしれませんが、「途中で録画が止まる」などのトラブルを防ぐためにも良いものを選びましょう。
▼僕が使っているのは「Nextorage UHS-II V60 256GB SDXC」です。これまでトラブルも一度もなく使っています。
予備バッテリー|1本では厳しいかも…
カメラを買って驚いたのが、思ったよりもバッテリーが減ることです。
特にミラーレスカメラはコンパクト設計のため、バッテリー容量が少なめです。さらに、動画撮影や電子ビューファインダーの使用で電池の減りがとても早いです。
撮影スタイル別・必要なバッテリー本数の目安
撮影スタイル | 必要な本数(目安) |
---|---|
写真メイン・日帰り | 1〜2本 |
Vlog撮影(FHD) | 2〜3本 |
4K動画撮影・旅撮影 | 3本以上(+モバイル充電環境) |
動画を中心に撮る方や、1日中撮影する旅行Vlogでは、最低でも2本は必須と考えておいた方が安心です。
純正と互換バッテリー、どちらがいい?
バッテリーを追加で買う際に迷うのが「純正にするか?互換品にするか?」という選択です。
僕はこれまで純正バッテリーのみを使用してきたので、直接の比較はできませんが、色々と調べたうえでの結論として、信頼性を最重視するなら純正がおすすめです。
以下に、両者の特徴をまとめてみました。
純正バッテリー|安定の信頼感。高価だが安心
- メーカー公式の品質で相性・安全性が保証
- カメラ本体との残量表示・充電互換も100%
- 価格は高め(1本1万円前後)
「不安なく撮影したい」「トラブルを避けたい」なら純正一択
互換バッテリー|値段は安いが、選定には注意
- 安価で複数本揃えやすい(2本+充電器で1万円以下も)
- 一部は残量表示が出ない・充電できないケースもある
- 信頼できるメーカーを選べば旅用途にも十分実用的
充電器もセットでチェックしよう
最近のカメラはUSB-Cで充電もできますが、外部充電器を使うと素早く充電ができます。
タイプ | 特徴 |
---|---|
純正チャージャー | 1本用が多いが、最近では2本同時急速充電タイプも登場(高価) |
サードパーティ製 | 2本同時充電+残量表示など多機能な製品が多く、価格も手ごろ |
▼僕は「純正バッテリー2本 + サードパーティ製充電器(2口)」を使っています。
ホテルで一晩あれば翌日分がフル充電できるので、朝から安心して撮影できます。
レンズフィルター|レンズを守る&表現の幅を広げる

カメラと一緒にレンズを買ったら、次に用意したいのがレンズフィルターです。
旅先では人混みや砂ぼこり、急な雨など、レンズがダメージを受ける場面が意外と多いので、レンズを物理的に守る保護フィルターをつけておくのが基本です。
最初のうちは保護用のフィルターだけで十分です。ただし、ここで選ぶフィルターの品質が意外と重要になります。
粗悪なフィルターを使うと、せっかくのレンズの描写力を下げてしまいます。
さらに撮影に慣れてきて、表現の幅を広げたくなったら、NDフィルターやPLフィルターの導入を検討してみましょう。
保護フィルター|レンズを物理的に守る基本アイテム
- レンズ前面をキズ・汚れ・ホコリから保護
- 万が一の落下でも、フィルターが割れてレンズは無事なことも
- 常時装着でOK。高品質な物がおすすめ
基本的に保護フィルターをつけっぱなしにしています。
安いフィルターを使うと、色かぶりや周辺光量の低下など、画質に影響が出ることもあります。もしコストを抑えたいなら、むしろ安価なレンズに高品質なフィルターをつけた方が、結果的に綺麗に撮れると感じています。
NDフィルター|動画撮影や長時間露光に活躍
- シャッタースピードをコントロールできる
- 昼間でもF値を開けて背景ボケを作りやすい
- 動画では「1/60固定」の自然な動きを実現
明るい日中の撮影では、NDフィルターがないと白飛びしたり、露光量の調節のためにシャッタースピードが速すぎて、カクカクした映像になりがちです。
ただし、NDフィルターも品質がとても重要で、安価なものだと色が変になったり、映像全体が濁ったように見えることもあります。
無理に安いものを買うくらいなら、いっそ「無し」で工夫した方が良いとすら思っています。そのため、NDは予算に余裕が出てきたときに検討するくらいの感覚でOKです。
PLフィルター|反射を抑え、風景をより鮮やかに
- 水面やガラスの反射を軽減できる
- 空の青さや木々の緑をより濃く鮮やかになる
ただし、PLフィルターは3種類の中で優先度は一番低いと感じています。もちろんあれば便利ですが、なくても困る場面はそこまで多くありません。
まとめ|フィルターは“安心”と“表現力”の両方を支える
まずは保護フィルターでレンズを守ることが第一です。
そのうえで、動画や風景撮影の表現を広げたいときには、NDフィルターやPLフィルターを追加していくのがおすすめです。
ブロアー & クリーニング用品

どんなに丁寧に扱っていても、ホコリやチリは必ずつきます。特にレンズやカメラ内部のセンサーに付着したゴミは、写真や動画にくっきり写り込んでしまいます。
そんなときに活躍するのが「ブロアー」と「クリーニング用品」です。
これは“万が一”の備えではなく、カメラを使う上での“必需品”と考えておいた方がいいです。
ブロアー|ホコリ飛ばし
- 強めの空気でホコリやチリを吹き飛ばす
- レンズ交換のときや、撮影前に軽く吹くだけでも効果あり
- センサーに直接触れず、優しくクリーニングできる
必ずカメラと一緒に持ち歩いています。
レンズ用クリーニング|指紋や油汚れに
- レンズクリーニングペーパー+専用液 or レンズクリーナーシート
- マイクロファイバークロスは常備しておくと便利
- レンズペン(ブラシ+クリーナー一体型)も旅先に便利
柔らかい素材のものであれば、スマホの画面用クロスでも大丈夫です。
クイックリリース & プレート|神アイテム

カメラを三脚やリグに付けるとき、毎回ネジを回して……外すときもまたネジ……。
そんな「ちょっとしたストレス」を一気に解消してくれるのが、クイックリリースです。
ワンタッチでカメラを着脱できる仕組みを取り入れるだけで、機材の扱いや撮影テンポがぐっと快適になります。
クイックリリースとは?
- 三脚やリグにワンタッチで着脱できる便利アイテム
- 撮影スタイルが頻繁に変わる旅Vlogなどに最適
- 一度プレートをカメラに装着すれば、以降の付け外しが一瞬で完了
三脚からジンバル、ジンバルからショルダーストラップなどへの装着も一瞬できます。
使っているのは「ULANZI FALCAM F38」シリーズ
このシリーズはアルカスイス互換なので、一般的な三脚やアクセサリとの親和性も高く、かつコンパクト。F38は「ワンプッシュで着脱可能」なシステムが本当に快適で、僕は以下のように運用しています。
- カメラ底面にF38プレートを常時装着
- ジンバルやハンドグリップ、ショルダーストラップなどにF38ベースを設置
- どの機材にも瞬時に付け替えができる
撮影中に三脚を使ったり、手持ちに切り替えたりすることが多い人ほど、恩恵は大きいはずです。
注意点とおすすめ運用
- プレートとベースは同一メーカー&規格で揃えるのが基本(互換性が限られる)
- 1台のカメラに対して「複数のベースを設置しておく」と効率UP
▼僕は「カメラ+シューティンググリップ+ジンバル+バックパックのショルダーストラップ+ショルダーストラップ」にそれぞれF38のベースを装着しています
まとめ|旅の撮影をもっと快適にするために
カメラ本体を手に入れた瞬間から、撮影の世界は広がっていきます。
でもその一方で、「SDカードが遅い」「バッテリーが足りない」「レンズ汚れが気になる」など、細かいストレスが積み重なります。
この記事では、そんな“不便の種”を取り除くアイテムを厳選してご紹介しました。
おさらい:買ってよかったカメラ周辺アイテム
- 高速SDカード(V60以上):4K動画や連写でも安心
- 予備バッテリー&充電器:旅先でも撮影を止めない
- レンズフィルター(保護・PL・ND):映像の質と安心感をアップ
- ブロアー&クリーニング用品:レンズを大事に使い続けるために
- クイックリリース&プレート:撮影テンポを劇的に快適にする神アイテム
いずれも高額なものばかりではなく、最初に買っておいて良かったと思えるものです。
僕も試行錯誤しながら揃えてきましたが、今ではこれらのアイテムが撮影の“土台”になっています。
以上、参考になれば嬉しいです。
それではまた、次の記事でお会いしましょう!