音が変わるとVlogが変わる!旅Vlog初心者が気づいた“音”の重要性

こんにちは、かずです。
今回は、旅Vlogにおける”音”の重要性について、僕なりの体験をもとにお話ししたいと思います。
Vlogといえば映像が主役という印象があるかもしれませんが、実際に動画を撮って、編集して、作品を見返してみると「音」の力って本当に大きいと実感しました。
音が整っていないと、せっかくの綺麗な映像もどこか“もったいない仕上がり”になってしまうこともあります。
この記事では、初心者である僕が実際に感じた「音の重要性」や、試してよかった音声機材についてご紹介します。これからVlogを始めたい人にとって、少しでもヒントになれば嬉しいです。
映像が良くても、音が悪いと“2流感”が出てしまう
自分で動画を作っていて、何度も感じたことがあります。
「映像は綺麗なのに、なんか締まりがないな…」
「ちゃんと撮れているはずなのに、なぜか完成度が低く感じる」
その違和感の正体は、“音”でした。
他のYouTube動画や映像作品を見ているときに気づいたのですが、音声やBGMのクオリティが低いと、それだけで集中できなくなってしまうんです。
- 声が聞き取りにくい
- 背景の環境音がうるさい
- ノイズがずっと入っていて耳障り
- BGMの音量が大きすぎて、話が聞き取れない
こうした要素は、どれも「視聴者の集中を削ぐ」原因になります。
どんなに映像が綺麗でも、音が悪いと“素人っぽさ”がにじみ出てしまう。
逆に、音がしっかり整っていると、それだけで動画全体の印象がグッと上がります。
音が変わると、動画の印象がガラッと変わった

ZV-E10 IIの内蔵マイクは、正直かなり優秀です。最初は「これで十分なんじゃない?」と思っていました。実際、屋内や静かな環境なら、特に不満を感じないレベルでした。
でも、α7C IIにカメラを乗り換えたタイミングで、映像の質に加えて「音」への意識も高まっていきました。
特に気になったのは次のような場面です。
- 静かな室内では、声が反響してしまう
- 屋外では風の音で声がかき消される
- ドアの開閉音や食器の高い音が思った以上に耳障り
- 喋っている自分の声が、環境音に埋もれてしまう
こうした小さな違和感が、編集時にどんどんストレスとして積み重なっていきました。
そこで導入したのが、Sonyの外付けマイク「ECM-M1」です。
このマイクは小型ながら非常に高性能で、状況に応じて指向性を変えられたり、音割れ防止のためのリミッター設定も可能です。
実際に使ってみて感じた効果はこちら
- 声がクリアに録れるようになり、聞き取りやすさが格段にアップ
- 編集時の音声調整のストレスが激減
- 動画全体の印象がグッと締まって見える
「声がしっかり届くだけで、動画ってこんなに完成度が上がるのか」
「ナレーションよりも、その場で感じた言葉のほうがリアルに伝わる」
「なにより編集が圧倒的にラクになった」
そう感じたとき、音の重要性を本当の意味で実感しました。
使って分かった、おすすめ音声機材
旅Vlogを重ねる中で、「これは導入してよかった!」と実感している音声機材をご紹介します。
どれも”撮りたい瞬間を逃さず、いい音で残せる”という意味で信頼できるアイテムです。
Sony ECM-M1
- コンパクトで取り回しが良い
- 指向性の切り替えができて便利(状況に応じて8パターン)
- α7C IIにそのまま装着してケーブルなしで使えるのが圧倒的に快適
- 外部電源不要、ONにすればすぐ録れるので瞬発力のあるVlog撮影に最適
→ 荷物を増やさず、撮影フローも乱さない“ストレスゼロ”の音声収録が可能です。
DJI MIC 2
- ワイヤレスで取り回し抜群
- ピンマイク(ラベリア)にも対応でき、目立たず高音質
- α7C IIやZV-E10 IIなどのホットシューに装着も可能で運用自由度が高い
- 2人での収録や屋外での対談形式Vlogにもぴったり
→ 「距離があっても声をしっかり録りたい」「風の中でも安定した収録がしたい」そんな場面で威力を発揮します。
風切り音対策(ウィンドジャマー・モフモフ)
- 屋外では風の音が最大の敵。
- ECM-M1やDJI MIC 2、Osmo Pocket 3には専用の風防アクセサリーが用意されている
- ウィンドジャマーは基本つけっぱなし
実際どう使っている?音声収録スタイル
Sony ECM-M1では基本的に「4ch設定」で思考の負担を減らす
Sony ECM-M1は8つの収音モードがあり,全てのシチュエーションに対応することができます。
また、対応カメラでは4チャンネル記録に対応していて、1チャンネルおよび2チャンネルに選択した収音モードで収音しながら、同時に予備として3チャンネルに全指向性(固定)、4チャンネルに全指向性(‐20dB固定)で収音することができます。

なので、僕はSony ECM-M1を常に4chモードで運用しています。
理由はシンプルで、撮影中に“音の設定”まで考える余裕がないから。笑
Vlogってただでさえ撮影しながら構図や動き、コメントも気にしないといけないので、なるべく判断を減らしたいんです。
4chにしておけば、あとで自分の声だけを使うこともできるし、周囲の環境音を活かすこともできます。
- 会話やナレーション → 後方指向性をメインに使用
- 周囲の音や臨場感 → 全指向性を活用
後で編集のときにどちらを使うか決めればいいので、「録る時点で80点を確保しておく」という考え方です。
4チャンネルで収音して編集ソフトに読み込むと、自動で4つに分かれるので簡単に区別することが可能です。

ウィンドスクリーンはつけっぱなしでOKに

ウィンドスクリーン(いわゆる「ウィンドジャマー」)は、風切り音を軽減するための必須アイテム。
でも正直、毎回つけたり外したりするのって面倒なので僕は、基本的にずっと付けっぱなしにしています。
見た目がモフモフしていてるのも可愛い。そして、
- 屋外でも風ノイズがかなり減る
- 室内でも音がマイルドに整う
- カメラに付けたままでも違和感なし(むしろプロっぽい?)
とくに旅Vlogでは「撮り逃したくない一瞬」が多いので、すぐ撮れる状態をキープしておくことも重要です。
編集のときに“選べる音”がある安心感

4chで収録しておくと、編集時に「この場面は環境音が良いな」「ここは声だけ欲しいな」と後から選択肢を持てるのがとても便利です。
たとえば
- 波の音や鳥の声を活かしたい → 全指向性をメインに
- 自分のリアルな感想や説明をしっかり届けたい → 後方指向性を強調
- 雑音が多かったら → 不要なchはミュートして調整
結果として、その場では気づけなかった“音の魅力”を後から活かせるようになります。
僕のような初心者だからこそ伝えたい
正直、まだ動画は10本程度しか投稿しておらず、自分でも「まだまだ初心者だな」と思っています。
でも、だからこそ「最初に音を整える大切さ」は伝えられると思っています。
映像のクオリティを一気に上げるのは難しいですが、音の改善は比較的簡単にできて、効果が大きい。
僕もまだまだ成長途中ですが、「音を整える」ことで、自分の動画に少しずつ自信が持てるようになってるかな?
まだまだ、頑張ります!
まとめ|音はVlogの“見えない主役”
Vlogは映像が主役と思われがちですが、実は「音が整っているかどうか」で“完成度の高さ”が決まる場面も多いです。
初心者の方ほど、「最初にこそ音に投資する」という意識を持つと、動画の印象が一気に変わると思います。
難しい知識は必要ありません。ほんの少しの気遣いや、手軽なマイクの導入だけでも、Vlogはもっと見やすく・伝わる映像になります。
音が変わると、Vlogも変わる。
そんな気づきを、これから動画を始める方に届けられたらうれしいです。
それでは、また次の記事でお会いしましょう!