旅Vlogに必要な機材とは?スマホ1台から始める“無理しない選び方”

こんにちは、かずです。
最近はスマホだけでVlogを撮影する人も増えていて、撮ってすぐにアプリで編集、SNSにアップ!というスタイルもすっかり定着してきました。
でも一方で、
- 「カメラって必要?」
- 「スマホだけで足りるのかな?」
- 「本格的にやるなら何を使えばいい?」
と悩む方も多いはず。
僕も、最初は1台(Osmo Pocket 3)から始めて、後にミラーレスカメラを導入して2台体制になったので、その経験から見えてきたお話しします。
この記事では、
- スマホ・カメラ、それぞれのメリット・デメリット
- 2台体制で気づいたこと
- 旅Vlogはスマホで十分なのか?
を中心に、無理なく楽しく続けるためのヒントを共有します。
スマホだけで完結する人が多い

今やスマホのカメラ性能はものすごく進化していて、「え、これスマホで撮ったの?」と思うような映像を作っている方も多いです。
実際、SNSやYouTubeでバズっている旅動画も、スマホ1台だけで完結しているケースもよく見かけます。
そしてそのままスマホの編集アプリ(CapCutやFilmora、Adobe Premiere Rushなど)でサクッと編集して、投稿まで完了。
このスピード感や手軽さは、カメラでは出せない魅力ですよね。
「スマホでも十分」は本当。でも不満もある。
僕自身、これまでスマホでの撮影もたくさんしてきました。
正直、とても便利です。ポケットに入るコンパクトさで、これ一台あれば完結する気軽さは魅力的です。
しかし、旅Vlogを“ちゃんと撮ろう”と思ったとき、いくつか気になる点が出てきたのも事実です。
スマホ撮影で感じた不満
撮影中に他のアプリが使えない
撮影しているときに、地図を見たり、検索したりできない。これが一番のストレスでした。
旅の途中では調べ物やルート確認が多いので、スマホがカメラ専用になってしまうのは不便でした。
電話で撮影が中断
スマホで動画を撮影しているときに電話がかかってくると、録画は自動的に停止してしまいます。電話に出る・出ないに関係なく中断されてしまうため、再度撮影をやり直さなければならない場面も少なくありません。
旅の貴重なシーンが台無しになることもあります。
バッテリーの減りが速い
スマホの動画撮影は、思った以上にバッテリーを消耗します。
さらに、ナビや調べもの、キャッシュレス決済など、旅先でスマホに求められる役割は多岐にわたります。
「カメラ」として酷使したせいで、肝心なときに使えない――そんな不安が常に付きまといます。
スマホの容量の問題
最近のスマホは、SDカードに対応していないモデルも多く、内蔵ストレージのみが一般的になっています。
クラウド保存を前提とした64GB〜128GB程度の容量でも、普段使いなら十分ですが、動画を撮影し始めると一気に足りなくなります。
しかも、スマホのストレージはすべてを動画に使えるわけではありません。
アプリやシステムデータ、写真、音楽など、他にも多くのデータがあり、撮影中に「空き容量が足りません」と出てしまうこともあります。
“撮ってる感”がない
スマホは確かに高性能で、きれいに撮れます。
でも、ファインダーを覗いたり、レンズを通して構図を考えたりするような「撮る楽しさ」はあまり感じにくいものです。
記録はできても、撮影そのものを味わう体験――それはやっぱりカメラならではだと思います。
スマホから、2台体制へ

スマホでの撮影に不便さを感じた僕は、まず Osmo Pocket 3 を導入しました。
コンパクトで手軽、それでいて映像も綺麗。歩きながらの撮影や、食事シーンのようなパッと出して撮りたい場面にぴったりでした。
そしてカメラに興味が湧いたことをきっかけに、ミラーレスカメラも追加し2台体制に。
それぞれのカメラの特徴は、
- Osmo Pocket 3:軽量・ジンバル内蔵でブレに強く、歩き撮りやパッと撮りたい場面に◎
- ミラーレスカメラ:広角の映像や背景のボケ感、ホテルや風景などの雰囲気を出したい場面に◎
最初はPocket 3が完全にメインカメラでした。初心者でも“とりあえず撮れば綺麗になる”という安心感があり、本当に頼れる存在です。
一方でミラーレスカメラは、設定次第で映像の雰囲気をガラリと変わります。もちろんオートでも綺麗に撮れますが、「せっかくなら自分で設定して撮ってみたい」と思い、シャッタースピードやISOなども少しずつ調整しながら使っています。
旅先での使い分けは、こんな感じです。
- 移動中や、取り直しができない一発勝負のシーン → Osmo Pocket 3
- ホテルの室内や自然風景など、じっくり撮りたい場面 → ミラーレスカメラ
- 自撮りやモノ紹介 → 状況に応じてどちらか
特にPocket 3は「保険」的な存在です。
迷ったらとりあえずこれを回せばOK、ちゃんと80点以上の映像に仕上がるという信頼感があります。
2台体制のメリット・デメリット
2台のカメラを使い分けるようになって、撮影の幅がグッと広がりました。
とはいえ「2台にすれば完璧!」というわけではありません。実際に使って感じたメリット・デメリットをまとめてみます。
✅ メリット
- シーンに応じた“最適な1台”が選べる
歩き撮りはOsmo Pocket 3、風景はミラーレスなど、シーンごとに使い分けが可能です。 - バッテリー切れのリスクが減る
一方のバッテリーが切れても、もう片方があれば撮影が続けられます。 - 編集にバリエーションが出る
異なるカメラで撮った映像を組み合わせることで、単調にならず見応えある動画になります。
⚠️ デメリット
- 荷物と管理が増える
当然ながら持ち運ぶ機材は増えますし、充電やSDカードの管理も2台分必要になります。 - 「どっちで撮る?」と迷うこともある
シーンによってはどちらを使うか悩んでしまい、判断に時間がかかることも。 - 「あっちを持ってくればよかった…」と後悔する場面も
結局片方だけ持って出たら、別のカメラが適していた…なんてこともありました。
コンデジという選択肢もアリ
「スマホ以上、でもミラーレスほど大げさじゃない」
そんなバランス型を求める方にぴったりなのが コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)です。
たとえば ZV-1(Sony) や PowerShot V1(Canon)、GRシリーズ(RICOH) などが代表格ですね。
✅ コンデジの魅力
- 小型・軽量で旅に持ち出しやすい
ポケットにも入るサイズ感で、気軽に持ち運べます。 - スマホより映像が綺麗
1インチセンサー搭載モデルなら、背景ボケも自然に出せます。 - “撮ってる感”が味わえる
物理的なボタンや操作感は、スマホにはない魅力です。 - 写真・動画の両方に対応
動画だけでなく、高画質な写真撮影もできるのが強み。
旅先で「写真」も残したい方にも向いています。
⚠️ 注意点
- レンズ交換は不可
画角や撮影スタイルに限りがあります。 - センサーサイズはやや小さめ
APS-Cやフルサイズ機と比べると、暗所性能や描写力は控えめ。
僕自身は、動画特化ならOsmo Pocket 3が最強だと思っています。
歩き撮りや自撮り、食事シーンなど、これ1台で安定した映像が撮れる安心感は大きいです。
でも、「旅先で写真も楽しみたい」「一眼ほど構えずにカメラらしさを楽しみたい」という方には、コンデジという選択肢もじゅうぶん“アリ”だと思います。
結論:まずはスマホ1台でもOK。
Vlogを始めるなら、まずはスマホ1台でも十分可能です。
でも撮り進めるうちに「もっとこうしたい」「映像や音にこだわりたい」と思ったら、専用のカメラを1台追加してみるのもいいでしょう。
たったそれだけで、撮影の楽しさも出来上がる映像のクオリティも大きく変わってきます。
結局のところ、本当に“使える機材”とは、
数やスペックではなく、自分が旅を楽しみながら無理なく撮れることが何より大切です。
スマホでも、カメラでも、まずは気軽に始めてみて、必要だと感じたタイミングで、1台、2台と段階的に増やしていけばOKです。
僕自身、まだまだ試行錯誤の途中なので…笑
でもだからこそ、今の等身大の気づきをこうしてお伝えできています。
この経験が、これから旅Vlogを始めたい方や、機材選びに悩んでいる方のヒントになれば嬉しいです!
まずは手持ちのスマホで1本、旅Vlogを撮ってみてください。それがきっと、次の選択肢につながります。
それではまた、次の記事でお会いしましょう!