旅Vlogで撮ってよかったカット集|編集が楽&ストーリーが作れる実践メモ

こんにちは、かずです。
今回は「編集が楽になる&ストーリーができる実践メモ」となっています。
「動画編集は“撮影で8割”決まる」ということに気づいてから、僕のVlog撮影は大きく変わりました。
撮影時に「あとで編集が楽になるように」と意識して撮るだけで、仕上がりも動画編集効率も段違いになりました。
この記事では、実際に撮ってよかったと思ったカットや、今後も意識して撮りたいと決めたカットをまとめています。
自分へのメモでもありますが、これから旅Vlogを始める方にも役立つはずです。
それでは、始めましょう!
旅Vlogの撮影で“必ず押さえておきたい”カットとは?

1. 現地到着シーン(移動の終わりを表現)
旅の始まりを映像で見せるなら、「到着」のカットは欠かせません。
駅の改札を出る、車から降りる、宿の入り口をくぐる──こういった動きが入るカットを撮ることで、「ここから旅が始まる」というストーリーに自然なつながりができます。
特に、足元だけを映すカットは顔を出さずに状況を伝えられるので便利です。
2. 手元や足元の動きカット(雰囲気演出に最適)
意外と使いやすいのが、手元・足元の“なんてことない動き”。
たとえば、鞄を置く、靴を履く、スマホを触る、飲み物を取る…など。
こうしたカットは雰囲気のつなぎにも使えるし、人物を映したくないときでも“行動”を伝えられるのが強みです。
「動きがあるけど顔が映らない」──そんなカットをいくつか持っておくと編集で助かります。
3. 宿の部屋紹介(カット多めでストック)
部屋紹介は「引き→中間→寄り」の順で、定点カットで静かに撮るのが一番伝わります。
カメラをパンしたくなる気持ちをグッとこらえて、三脚や手すりに置いて動かさずに撮ると、後で編集が非常に楽になります。
ポイントは、「構造を伝える広めのカット」と、「質感を伝える寄りのカット」をセットで撮っておくこと。
この二つを組み合わせるだけで、部屋の雰囲気はだいぶ伝わります。
4. 景色・食事・看板など“説明カット”
動画の中では、見せたいモノをそのまま見せる“説明カット”も大事です。
食事や風景、道中の看板など、説明がなくても伝わるカットがあると、編集でのナレーションやテロップも少なくて済みます。
特に食事は、「真上から」「斜めから」「動きのあるカット(箸上げなど)」の3パターンを撮っておくと編集時の選択肢が広がります。
5. “何気ない一瞬”もとにかく長めに回す
一番大事なのはこれかもしれません。
使いたい時間が5秒なら、最低でも10秒、できれば15秒は撮っておく。
なぜなら、ピントが少しでもズレていたり、風でノイズが入ったり、撮ったつもりがブレていたりすることが本当に多いからです。
5秒の“使える映像”を得るためには、その3倍くらい撮っておかないと足りません。
後悔しないために、何気ないカットも長めに回すようにしています。
編集を楽にする“撮り方のコツ”
カメラは基本「動かさない」
撮影中にカメラを振ったりパンしたりしたくなりますが、Vlogではカメラを動かさずに撮るほうがあとあと使いやすいです。
動きは編集やBGMでつければいい。素材自体は安定していたほうが、使えるカットになります。
パンやズームは、たとえ上手くいっても“軽く見える映像”になりやすいので注意しています。
使う前提で撮るなら、長回し&静止
「これ使いたいな」と思って撮るカットこそ、止めて長く撮ります。
編集で“使い始め”や“使い終わり”の位置を自由に決められるので、映像に余白があるととても楽です。
音も含めて“間”を録っておくと、ストーリー性のある編集ができます。
どこを切っても成立する撮り方を
1カットでちゃんと「起承転結」ができていると、どこを切っても成立しやすいです。
たとえば、飲み物をテーブルに置く→席に座る→一息つく、の流れを1カットで撮ると、それぞれを分割して使えるし、全体を使ってもテンポが良くなります。
最初から「編集しやすい流れ」を意識して撮ることが、あとからの自分を助けてくれます。
まとめ|撮影は「編集の自分」への思いやり
旅Vlogは、撮影から編集まで一人でやることがほとんどだと思います。
だからこそ、撮影は“未来の自分への思いやり”だと思っています。
始めた頃の僕は、「とりあえず撮っておけば、あとで編集でなんとかなるだろう」と、かなり適当に撮影していました。
でもいざ編集してみると、本当に欲しいカットがまったく無い。
「もうちょっと長く撮っておけば…」
「もう一歩引いて撮れば構図がよかったのに…」
「あと5秒あれば自然につながったのに…」
そんな後悔を何度も繰り返してきたからこそ、今はとにかく丁寧に、意図を持って撮るようにしています。
ぼんやりとでも「この動画、どういう流れで見せたいかな?」とイメージしながら撮るだけで、編集は格段に楽になります。
少し手間に思えても、撮影の時点でひと工夫しておくだけで、編集の自分が助かる。
その実感を、この記事を通して伝えられていたら嬉しいです。
それではまた、次の記事でお会いしましょう!